子供の教育 | クリエイティブな力を育む習慣について

Kids Design School代表の久保雅子のブログ

【原宿開催】キッズデザインファッションショー プロセスを楽しむこと

ファッションデザイナーのお仕事は、

毎年子供たち(特に女の子)の『なりたい職業ランキング』で上位にランクインする

憧れの職業の1つです。

 

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私もかつて7歳の頃、

ファッションデザイナーに憧れる女の子の1人でした。

 


今回、私達Kids Design School(キッズデザインスクール)は子供たちがデザイナーとなり、お洋服を発表出来る場所。

キッズデザインファッションショーを開催致します。

 

 


テーマは『カラフルな海の世界』

皆さんは、カラフルな海の世界というテーマを聞いてどんなイメージを浮かべましたか?

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100人いたら、100人とも違うイメージを頭に浮かべているはずです。

それくらい、人の考え方や感じ方は違うことが当たり前なのです。

 


みんな其々違う感じ方を持ち、

それぞれ異なる強みを持っているからこそ

100種類の力を使った面白い結果を得る事が出来るのです。

 

 

 

個性が違うから収集がつかないのではなくて。

違うからこそ、その一つ一つの要素がまとまってあるコンセプトを目指した時。

何か化学反応のように面白い出来事や、

感情をシェアする事が可能となります。

 

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ファッションショーに向けて、

パタンナーさんも本当に親身に真剣に

子供たちのアイディアの実現に

力を貸して下さっています。

 


沢山の数のデザインを

毎日やり取りしながら、

1つ1つの細かい仕様を進めていきます。

 

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ショーのコンセプトがあり

沢山のアイディアが集まって、

そして制作に入って当日を迎えるまでの過程。

 


ものづくりは、本当に奥が深いです。

諦めない気持ち。

本当にその気持ちに尽きると思います。

 

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どんなに経験を積んでも、

デザインの仕事に同じ繰り返しはありません。

毎回違うコンセプトやシルエット、そして違う素材。違う仕様。

似たようなデザインに見えても、

実は一つ一つを細かく神経を張り巡らせて

大きなゴールを得るための要素を決めています。

 


『こんなの欲しい』を頭に描いたり、

口で言うことは簡単ですが、

そこから実際に形として完成を見ることが出来るのは

本当に地道な努力の積み重ねです。

 

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だからこそ、

『好きな気持ち』『やってみたいという素直な気持ち』を持っている事が大きな強みとなり、実りある結果への原動力となるのだと思います。

 

 

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何かを達成しようとゴールを目指す時、

当たり前ですが予期せぬ壁(課題)にも出逢います。

 


そんな時、忘れずに思い出す事が大切です。

 


『新しい事にチャレンジしているんだ。

だから、つまずくことも当たり前』

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むしろ、そんな過程を、

しっかりと楽しめること。

わからない事に出逢ったら、

『成長出来るチャンス』と捉えて、

1日1日の変化を大いに楽しむこと。

そんな心の状態で取り組めている時、

真に深い学びの感覚を得られるように感じます。

 

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大切なことは、いつも目の前にあります。

チャレンジするから、

新しい自分に出逢えます。

 

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子供たちにとって、

デザインに触れる機会を持つ事が

“自分の考え”で歩む自信に繋がる事を願って。

これからも楽しくワクワクするレッスンをお届けしています。

 

 

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ファッションショーまであと1ヶ月。

当日まで、準備の過程も

楽しい思い出にしていきましょう。

【ファッションと歴史】経験から育まれる力

良質な学びについて考える時、

学問と実践の両軸を行き来しながら

常に目の前の最善を考えていきます。

 


どちらかに偏り過ぎたものは

場合によってはバランスが取れなくなり消化不良になりやすいからです。

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『昨日より一つでも良いから、

出来る事が増えた』

そう体感出来る時間は、

どんなに素晴らしいことでしょうか。

 


より良い時を重ねるために

人は考える必要があるのです。

 


そして考え方にも種類があります。

 

 

 

□既にある情報を整理・分析し、論理的に筋道立てて答えを導いていく思考。(論理的思考)

 


□物事を俯瞰的に捉えて、まだ誰も気付いていない問題点やゴールを見つけていく思考。

知識や経験を結びつけ、見た事もない新しい発想を誕生させる思考。(創造的思考)

 

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これらは、種類の異なるものです。

そして人の心を動かすデザインを行う上では、この2つどちらの思考も大切になっていきます。

 

 

 

『創造する力』を育てるためには

自分の心で情報をキャッチし、自らの意志でアウトプット(取捨選択)をしていく習慣が必要です。

 


データや理論も勿論大切です。

しかし情報社会において、

それだけでは人の心が真に動かされる事はなかなか難しいものです。

 

 

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自分の意志で過ごす習慣とは、

どんなものでしょうか。

 

 

 

例えば100人中99人が正解は右だと言っていても、

自分は心から正解は左だと思った時には

左が正解だと感じる理由や意味を、

表現する(伝える)強さを持つ事です。

 

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先日のレッスンでは、

『子供のためのファッションと歴史のデザインコース』にて、ココ・シャネルの生き方にフォーカスをして子供たちと“エレガンス”や“美しさ”について考えました。

歴史的に、

世界中の人々を魅了した人物の生き方やデザインからは、

大きなメッセージを受け取る事が出来ます。

 

 

 

ココ・シャネルは1909年に帽子のアトリエをパリ17区にオープンし、

やがて世界のファッションの歴史を変革させるアイディアを、

次々と発信する女性となりました。

 

 

 

“女性にとって当たり前”と言われていた

腰を締め付けるコルセット、足が隠れる地面までかかる丈のドレス、羽や装飾が沢山ついた帽子。これらの常識を覆す、商品を次から次へと生み出し、ヒット商品へと導いていきました。

 

 

 

身体に優しくフィットするジャージー素材の洋服、足が見える丈の動きやすい服。

重い装飾を取り除いた帽子。

これらをココが発信する事により、

多くの女性の生活と心を快適なものへと

導いていきました。

 

 

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どんな時代でも、

子供も大人も、さまざまな環境を辿って生きています。

そしてそれぞれ、

色々な想いを持って感じて生きています。

感じている気持ちを、

どうアウトプットするのか。

形にもなっていない心からのメッセージをファッションを通して美しく表現できる事は、

とても気持ちの良いことです。

 

 

 

そして魅力的な表現の共通点として

常に“その人らしさ”が映し出されていることです。

 

 

 

自分らしさについて周囲に説明するとしたら、

自分はどんな人間だと説明出来ますか?

自分らしさを自分自身が理解していないと、

他人が自分らしさを認めてくれたり、

理解してくれる事は難しくなります。

 

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私達は“より良く、自分らしさを知る“ために

子供たちが“デザインの力”を取り入れていける事を願っております。

自分らしさを表現できる事の喜びを感じられる時間、意識的に築いていきましょう。

 

 

 

そして自分らしい経験に、貪欲になりましょう。

人は成長と共に過ごすステージが変わり、

物理的に時を過ごす人の存在も変わっていきます。

しかし、これまでの経験で得る事の出来た尊い思い出とは

いつも心の中で一緒です。

人の素晴らしさを感じられた経験、明日をワクワク感じて過ごした経験、自分の事を大好きだと思えた経験。

全ての感覚や思い出が、必ずいつかの未来で自分を支えてくれます。

 

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だから沢山楽しい経験をするべきだし、

沢山感動出来る体験をするべきなのです。

 

 

 

幸せを見極めていく力。

愛情を持って物事や人と関わっていく力。

 

 

 

日々の考えが言葉や行動を創り、

それによって出逢う人達も変わっていきます。

出逢いによって、

人は更に大きく変わっていけます。

どんなことも、自分次第。

自分の良さを最大限に活かして

とびっきり幸せ溢れる日々を積み重ねていきたいですね。

 

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皆様の力が活かされる素晴らしい日々を、

創造力がそっと支えてくれますように。

キッズデザインスクール【好きなことから学びを得ること】

レッスンのあるキッズデザインスクールの週末は、

子供たちの笑顔に溢れています。

 

子供たちの心からの笑顔を見る度に、

デザインの仕事をしてきて良かったなぁ!と

思う気持ちに溢れて...

そんな日々を運営側の私達も全力で楽しませて頂いております。

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《全力で楽しむ経験をすること》

 


《目の前にいる人と笑顔になれる方法を考えること》

 


私達はファッションデザインを通して、

子供たちが“自分らしさに気付ける時間”を大切にレッスンをお届けしております。

 

 

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ファッションデザインという手段を使い

レッスンをお届けしておりますが、

大切なのはどんな学問でも良いので

“学ぶことが楽しい”と感じられる経験を

子供の頃から体験出来る事だと思っています。

 


レッスンは、

集まってくれた子供たちの力で

完成していきます。

 


生きた学びを実現するためには、

物事を固定概念でかためて決めつけないこと。

 


人にはそれぞれ自分の得意な方法があります。圧倒的に得意を活かした表現は、

当たり前だとされている固定概念や理論を通り越して人の心を動かします。

 

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目の前の人が喜んでくれるデザイン。

自分以外の誰かを笑顔に出来るデザイン。

それはきっと自分のデザインを、

自分自身で圧倒的に好きになれているからこそ出来る事です。

 


全力で楽しんでいる人の姿に、

人の心は動かされます。

全力で楽しめる素晴らしさを知っているから、

他人にも楽しみや喜びを伝えていけるのです。

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私の幼少の頃の憧れはファッションデザイナーでした。

自分の考えた服をお店で販売する事が出来たら、どんなにワクワクするだろう。

自分の考えた服を、街で着ている人に出逢えたら、どんなに幸せな気持ちになれるだろう。

 


そんな憧れの延長線上で

ファッションデザイナーという職業を選び、働いていく中でまた新たな感情が芽生えました。

ヨーロッパに住んでデザインに没頭出来たら、どんなにワクワクするだろう。

イタリアのあのデザイナーと一緒に働けたらどんなにエキサイティングなんだろう。

そんな事を考えながら

自分に必要だと思うことを東京で積み重ねる日々でした。

 


そしてそうしている中でまた、

憧れの延長線上で物事は進んでいき、

ミラノでは夢のような経験を沢山させてもらいました。

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そして、

世界中には様々な価値観や生き方があり、

“世の中に絶対的なものなどはない”と

体感として学ぶ事が出来たのは、

週末になると様々な国や街を一人で旅した経験のおかげです。

 


一人で海外を旅していると

ここが何処だかわからない場所にも

辿り着き、

もちろんトラブルやハプニングも起こります。

時には全力で泣きながら訴える事もありましたが、その時々で必ず手を差し伸べてくれる人がいました。

 


大変な思いをする事もありましたが、

声をあげたら必ず助けてくれる人がいて。

 


山を登り、足を痛めておりれなくなった自分。荷物を降ろしておんぶで一緒に下山してくれた通りすがりのカナダ人のグループ。

 


夜遅くで土地勘がないため、

降りるバス停がわからなく、

終点まで辿り着いてしまったアイルランドの奥地。

その時のバスの運転手は、

必要な目的地前までバスで送り届けてくれました。

 


お仕事で言語の壁につまずき落ち込んで家にいる自分に

 


「家の中にいても何も変わらない。ドラマはいつも家の外で起こるから。だから外に出て、誰かに出逢わなきゃ。新しい経験をしなきゃ」

 


と教えてくれたのは

一人で旅したカプリ島行きの船の中、

たまたま隣の席になったイタリア人の女性でした。

 

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そしてみんな同じように言った台詞がありました。

「自分も他の国に言って、大変な思いをした事がある。でも必ず誰かが助けてくれた。

自分もしてもらった事だから、自分が手を差し伸べるのも当たり前のことだ」

そんな風に笑顔を向けてくれました。

 


私にとってはこれらの経験により

『様々な国の人と出逢える事は素晴らしいことだ』と思えるようになりました。

 


もちろん、全てが良い事ばかりではありません。

しかし出逢える人の数が増える分だけ

人の生き方のサンプルに出逢えます。

世界中に何通りもの生き方が存在する事を

肌で感じる経験が、

前向きに自分のスタイルを見つめ直すキッカケとなった事に間違いはありません。

 


そんなエキサイティングな経験が続く中、

日本に帰国してからも

素晴らしい出逢いの連続が

自分を成長させてきてくれました。

 


子供の頃、

『もしデザイナーになれたら、今度はデザイナーとして子供の笑顔を創れることをしたい。そのためにまずはデザイナーとして頑張るんだ』

 


そう感じていた心の中の願いを、

今は私のライフスタイルの一部として

実現する事が出来る環境になりました。

 

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子供たちの笑顔を見ていると、

人間の素晴らしさを教えてもらいます。

子供たちは、

自分の経験の中から一生懸命に

今の最善の答えを探そうと真っ直ぐに取り組んでいきます。

 


自分の“好き”を知っていることは、

どんなに生きる原動力になることでしょうか。

 


『好きを仕事』にして生きることは

この先、更に必要になることだろうと言われています。

テクノロジーの発展と共に

スピーディーに論理的に物事を動かすことは

昔より容易くなりました。

 


そんな時代の変化を理解した上で、

ロジックだけではなく、人の心の琴線に触れる事ができる物事を動かす力。

圧倒的に新しい道や考えを提案出来る力を持つ思考や行動は、

一際集団の中で輝いていくことでしょう。

 


『自分を大好きでいられること』

 

 

子供たちが没頭出来るデザインというツールを通して、そんな素晴らしい感情を得られる場所を実現できたら。

これ以上に嬉しい事はありません。

 

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自分の方法で生きる力を知っている人は、

気付いた時には自然な形で結果を出していく事が出来ます。

 


何かに没頭出来るとは、

本当に素晴らしい事ですね。

 


今週末は子供用ミシンを使ったレッスンです。

ファッションの歴史からヒントをもらい、

作品作りを進めていきたいと思います。

 

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皆の創る力が発揮される瞬間を

楽しみにお待ちしております!

子供デザイン教室 【センスは磨けるもの】

子供のためのデザイン教室をスタートしてから、多種多様な素晴らしい感覚を持つ子供たちに出逢わせてもらっています。

そして子供たちの素晴らしさに出逢うと同時に、人間の力の素晴らしさを教えてもらう日々です。

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『創造力』と言うと、

なんだか抽象的な言葉すぎて分からないと感じてしまう方や、

自分には無関係な事なのではないかと思ってしまう方も多いようです。

一部の天性の力を持つ人だけのものなのではないかとか、

自分はセンスはないから無理です。

という言葉を聞く事もあります。

 


しかし、創造力やセンスとは

受動的に受け取るものではなく

自分自身の行動によって磨いていけるものです。

 

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創造性を持って築き上げた企画は、

人の心を動かします。

それでは、良い企画をするとはどういう事でしょうか。

まず、最初に出来る一歩。

それは、とてもシンプルな事です。

目の前の人が喜んでくれる事に努めることです。

 

 

企画とは、誰かにとって意味をもたらすものです。

まず、企画力を上げるためには創造力の前に想像力を発揮する事です。

想像力を持って、

目の前にいる人の状況や心情を理解すること。

自分の行おうとしている事を、

俯瞰的に見つめる心の余裕を持つこと。

そして、これは誰にとって笑顔になれる企画なのかを落ち着いて考えることです。

 

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”この人が笑顔になるための方法を考えよう”

そう考えて過ごす時間に、

人はとてもクリエイティブになれます。

”大好きな人が笑顔になれたら嬉しい”

そう感じられる心を持つ人は、

必ずクリエイティブになれます。

 

 


例えば大事な人のお誕生日やお祝いの日。

ギフトの選び方は、

創造性を発揮する最高のチャンスです。

大切な人に送るギフト。

”どんなものを贈ったら、

大切な人の最高の笑顔を引き出せるか”

そんな風に思える心が、

日頃から自分の企画力をぐっと引き上げてくれます。

まずは身近なところから、

一つ一つを大切に過ごしていきましょう。

身近な日々を大切に磨けるからこそ、

お仕事やここぞという大事な場面でも、

洗練された創造性を発揮できます。

 

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週末のお出かけプランや、家族との過ごし方。お友達にあげるプレゼント。

どんなことでも良いので、

『目の前の人が喜んでくれる方法(企画)」を考えてみましょう。

 

 


その積み重ねが自分のセンスの軸を磨き、

周りの人々の心までもをクリエイティブにさせていきます。

アイディアが浮かばないのは、

自分の能力のせいではありません。

心が動く体験を積み重ねていけば、

必ず自分も良質なアイディアを生み出せるようになります。

 

 

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子供たちと触れ合う中で、

「自分の感じたものを創れない子供」は

誰一人としておりません。

人間は、生まれた時からみんなクリエイティブな原石を持っています。

どう活かし、どんな場面で発揮出来る自分になるかも自分で決めていって良いのです。

 


”人間に生まれたことを楽しめる”

そんな素晴らしい時間と、

自分らしさの軸を、

創造力がそっとサポートしてくれます。

 


誰でも使ってよい素敵な自由な力。

“創造力”を武器に、

明日も素敵な一日を過ごしたいですね。

 

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【素直が鍵】経験から創られる未来

2018年5月13日。 本日は母の日ですね。 毎年、改めて『母を想える日』が在る事に感謝したいです。

小さい頃から母とは多くの時間を共にし、 一緒に様々な経験を通して 親子共に成長を楽しんできました。

経験こそが宝物で、 宝物によって人は美しく成長していけることと思います。

環境とは、 経験という事実の積み重ねによって成り立ち、

経験の積み重ねが環境となるのであれば、 未来の環境は自分の力で変えていく事が出来ます。

与えられた自分の環境に付け加えて、 人は成長と共に自分のいる場所を 選んで創っていけるようになります。

自分が求める環境に出逢うためには、 ただ受動的に過ごすのではなく 能動的に物事を感じて考えたり、 行動を起こしていくことが鍵となりますね。

今日は、 “素直に過ごすことで得られる有意義な学びについて” お話をしていきたいと思います。

私は20代前半で お仕事の関係でイタリアのミラノに引越しをして、 その時には、言語も文化も今までとは違う新しい環境で過ごしてきました。 言語は日本語だったものをイタリア語に変えて、 働き方や周りにいる人たちの暮らし方も やはり東京とは異なるものでした。

そしてその時に、 学ぶことの奥深さを感じる事が出来たのです。

私はイタリア語を速いスピードで習得する事に成功しました。 秘訣はというと、 ただ素直にイタリアの国の文化と向き合おう。 そんなシンプルな思考と生活に切り替えたからです。

そしてそんな思考で観察しながら 衣食住に触れ、 その中で出逢う人たちの 生き方や価値観を考察して。 そして好奇心が沸くから、 どんどん現地の言葉を覚えたくなる。 この時に、 語学を学ぶとは、 同時に文化を学んでいく事なんだと理解する事が出来ました。

デザインを学ぶ上でも、 ストーリーはとても大切です。 デザインと向き合うためには、 同時に文化や歴史、現代の社会の流れを掴んでいく事が必要になります。

これまでの経緯を理解すること。 目の前の課題と向きあうこと。 今の最善に尽くすこと。 そして何より素直に過ごすこと。

この4つを大切にしていれば、 どんな学びの場でも 必ず成果をあげる事が出来ます。

そしてどんな時も、 楽しい気持ちが 何よりも次のステップに繋がると信じています。

私たちがデザインレッスンを通して目指すものはとてもシンプルです。 目の前の子供たちが、 笑顔になれることが一番です。 心からの笑顔を知っている人は どんな事もやり抜いていけることを 信じています。

全ての経験が、自分を強くしてくれます。 デザインも、 教育も、 答えは一つではありません。 考えれば考えるほど、 時にわからなくなる事もあるものです。 しかし向き合えば向き合うほど、 必ず時の経過とともに 自分が悩んだり考え抜いた意味を 見出していけます。

自分を信じる力。 自分を信じられる心は、 日々の暮らしを豊かにしてくれます。

創れる力。 日々の習慣により、 力強く高めていきたいですね。 本日も、教室で皆で楽しみたいと思います。

皆様も素敵な日曜日をお過ごし下さい!

【創造力教育とはなんだろう】クリエイティブな心が与えてくれるもの

どんな学問も、 貪欲に追求していくと 世界中のあらゆる物事は個体ではなく 線として繋がっている事を理解出来ます。

学びは、誰のために行うのでしょうか。 もちろん自分のためです。 人に言われたからやるものではありません。

(分野は問わず)できる事が増えたり、 自分の知見を広げられることは とても楽しいことです。 日々を生きていく上で、 自分自身の変化を体感出来る事は 時を紡ぐ喜びを教えてくれます。

そして私達はクリエイティブを通した学びを提供していく中で、 常々『創造力教育の目指すものとはなんだろう...』と考えております。 実際の現場で子供たちと触れ合い、 レッスンを繰り返す中で 『創造力を育む事は、人間力を育む事』だと考えるようになりました。

教室では5〜12歳迄の子供たちと触れ合っておりますが、 人には其々生まれ持った資質があります。 そこに良いも悪いも基準はなく、 その人自身が生まれながらに手にする事が出来た大切な特性です。

子供から大人に成長していく流れの中で、 人は社会で生きていくためのルールを覚えていきます。 そして社会の一員として過ごす中、 時に「ルールに寄り添うと、自分らしくいられない」という経験や問題に当たる事もあります。 しかしこの違和感を感じられる経験こそが、 “自分らしさ”を既に手にしている証拠であり、 自分の個性を見つめ直すキッカケにもなります。

100人いたら100人の感じ方と考えがある中、 全てが心の底から同じ意見でいられる事は ありません。 全員が全てのルールにフィット出来る訳ではありません。

しかし、『自分の個性は自分で理解して大切にしていく』 そんな経験を子供の内から繰り返して育った大人は、 きっとどんな環境や場面においても “自分自身”に目を背けずに過ごしていけるはずです。 更に付け加えると、クリエイティブなマインドが育っている心は柔軟な発想を導いてくれます。 思考が柔軟である事は物事を多角的に理解し、その上で自分の意見を伝えるために大切な要素です。

少子・高齢化が進む中、予測される日本の人口減少。 テクノロジーが類を見ないスピードで進化している現代。 様々な要素によって大きく時代が動いていきます。 様々な問題に興味関心を持ち、 『学びが楽しいこと』と感じられるようになるには、『学ぶことが楽しい経験をすること』です。

例えばファッションの歴史を辿っていくと、 世界中の過去からこれまでの流れや、各国の文化の結びつき(関係性)に気付いていけます。 安価で手軽なアパレル商品も、現代人に必要なマーケットとして存在するから生まれたものでしょう。 しかし、その一方で衣服には歴史やストーリーがある事を忘れないことです。 そんな視点でファッションと付き合えるようになると、 毎日の着こなしや消費スタイル。 人と会う時の身のこなしなど、 あらゆる時間の向き合い方が変わっていくはずです。

そう考えていくと、 デザインを楽しめる心を身につけるためにも 学びは必要です。 そして学びを通した人間力の成長は、 自分の個性への自己肯定感に繋がっていきます。

自分の資質を大切に育む『創造力レッスン』

今週末も、個性豊かな子供たちと過ごせる時間を楽しみにお待ちしております。

【創造的活動から得られること】誰でもデザイナー

GW真っ只中ですね! 様々な場所や体験に触れて、 其々がアイディアの種を増やしていけるチャンスですね。

子供たちは素直なので 学びをどんどん自分のものとして 吸収していけます。 心で目の前の事に向き合えるので、 体験として目の前の出来事を学びへと変えていけます。

直感に対して素直に従い、 体験を通して様々な学びを得ていきます。

そこに理論やデータはいりません。 だから心と心で会話が出来るのです。

経験が足りないところは、 好奇心という原動力が 現状を打破する突破力として支えてくれます。

子供たちは大人をよく見ています。 大人たちも、 子供たち其々の視点に立って その子自身の価値観や性格を 受け止めていける時間が必要です。

相手の視点に立って 物事を想像して理解して行く思考、 そこから自分なりの発信を伝えていく力は デザインにも日常を生きていく上でも 大切な力です。

知らぬ間に思考停止をさせた脳で、 ただ漠然と過ごしていないか 大人たちも自分を見直す時間を持つことで 世代を超えた日々の会話はとても有意義なものとなります。

そして、

なぜ自分の気持ちが伝わっていないのか。 なぜ自分の思惑と違う方向に話が進んでいるのか。 これらの悩みは全て、自分の発信の仕方や表現の仕方で改善していけるものです。

有名な話ですが、アメリカの心理学者 アブハム・マズローによる欲求5段階説によっても自己実現欲求(自分の能力を引き出し、創造的活動がしたいなど) というステージは、5段階説の一番最後の欲求だと言われています。 自分の能力を引き出し、創造的活動をして生きられる事は人間の生涯を豊かなものにしてくれます。

自分の能力を活かして過ごす時、 最後の答えは自分で決めていく必要があります。

自由には責任が伴いますが、 自由に生きられる心は 人の魅力をキラキラと輝かせてくれます。

全てが同じじゃないから、 世の中が成り立っている事を忘れないでいると 自分らしい考えに自信を持てるはずです。

『自分』がなにを感じて、 なにを想って過ごしているのか。 『自分』の意見として物事を発信していける癖を身につける事は、 自分の“心”で生きる毎日に繋がります。

自分らしさを築くための創造力。 デザインするように過ごす習慣は、 どんな出来事も明日のアイディアに変えていける事を実感出来ますね。

創造力に年齢は関係ありません。 どんな人も 自分次第でデザイナーになれます。 私達のレッスンは、 いつも子供たちが自分の可能性を 自分で感じてもらうための場所です。

今週末もお待ちしていますね!